首の牽引は効果がないからちょっと待って!むやみに頚椎を引っ張ると余計に悪化する5つの理由

牽引,悪化

From:原田達矢

首や腰が悪いからといって、牽引治療を受けたりしていませんか?

整形外科や整骨院にかかると、「とりあえず」みたいな感じで、牽引治療を受ける人がいるかもしれませんが、、、

じつは牽引治療って、治療効果の科学的なエビデンス(根拠)がないのは知っていますか?

たしか日本整形外科学会のガイドラインにも、『治療効果について十分に示した研究はない』みたいなことが書いてありますし。

で、効果がないぐらいやったら、おまじない的にやっても良いかもしれないんですけど、牽引治療ってむやみに受けると余計に症状が悪化するときがあるんですよね。

なのでこの記事では、「牽引治療はやめといた方がいいで!」っていう理由を5つぐらいさらっと紹介しておこうと思います。

理由1)顎関節に負担がかかる

これは首の牽引治療の場合なんですけど、牽引をするときって顎に器具を引っ掛けて引っ張りますよね?

牽引

この時に10kgとか、場合によってはそれ以上の引っ張る力が、もろに顎の関節に掛かるので、顎関節を痛める原因になります。

最悪の場合、顎の関節軟骨がすり減ったり、関節の変形を招くので、顎関節症を引き起こします。

その結果、口を開ける時にガクガク音が鳴ったり、痛くて口を開けにくくなったりします。

理由2)末梢神経が圧迫されているのに、脊髄を引っ張っても意味がない

神経っていうのは大雑把に分けると、背骨の中を通る脊髄神経っていう神経の大元みたいなのと、その脊髄神経から枝分かれした末梢神経っていうのに分けられます。

ヘルニアとかでもそうなんですが、神経が圧迫されている時って、末梢神経っていう神経の枝みたいな方が、圧迫を受けていることがほとんどです。

脊髄神経,牽引

なので、神経の末梢部分が圧迫を受けているのに、大元の脊髄神経の方を引っ張っても意味がないんですよね。

しかも、べつに引っ張ったからと言って、骨の隙間が広がることもないですし。

自律神経を刺激して、吐き気やめまいを引き起こすリスクがある

あなたは牽引治療が終わって立ち上がろうとした時に、ふらついたり、めまいがしたことはないですか?

というのも、首と頭の付け根のところには、延髄といって自律神経のコントロールセンターみたいな役割をしているところがあります。

首の付け根,神経,延髄

ここは結構デリケートな部分なので、牽引治療でなんにも考えずにグイグイ引っ張っていると、刺激が強すぎて自律神経を乱してしまうことがあります。

すると牽引治療が終わった時に気分が悪くなったり、フラフラしたり、めまいがしたりするわけですね。

理由3)牽引治療では骨の隙間は広がらない

非常に残念なお知らせなんですけど、べつに牽引治療をしたからといって、狭くなった骨の隙間が広くなることはありません。

もしかしたらあなたは、「引っ張ったら少しぐらい広がるんちゃん?」と思うかもしれませんが、そんな単純な話でもないんですよね。

というのも、骨の隙間って空洞ではなくて、椎間板、関節液などいろんな物が収まっているので、どちらかと言えば真空状態に近いんですよね。

椎間板ヘルニア

で、名医を探す前に知っておきたい椎間板ヘルニアの原因と治療法っていう記事に詳しく書いたのですが、骨の隙間が狭くなるのって、骨の間に収まっている組織が何らかの影響で脱出したのが原因です。

骨の隙間が空洞やったら、引っ張ればちょっとぐらい、間は広がるかもしれないです。

でも実際は真空状態なので、脱出していった組織が戻ってくることでもない限り、骨の隙間が広がることはないですよね。

真空パックって密閉してしまうと、引っ張っても膨らまないと思うんですけど、ちょうどあんな感じをイメージしてもらうと、分かりやすいかもしれないですね。

理由4)関節に負担が掛って骨の変形の原因になる

背骨っていうのは、椎骨っていうブロック状の骨がいくつも積み重なって出来ています。

関節突起,椎間関節

で、その一つひとつの椎骨は『関節突起』というもので出来た、『椎間関節』で連結されて繋がっています。

牽引治療を受けて強い力で縦に引っ張ってしまうと、その関節突起に不自然な負担がかかるので、関節の変形を引き起こすことがあります。

関節が変形してしまうと、当たり前ですけど関節自体の安定性が悪くなるので、背骨の連続性が離断されて、『分離すべり症』になるリスクが上がります。

分離すべり症

理由5)弯曲がなくなった頚椎を引っ張ると確実に悪化する

人間の首って、正常な状態では顔の方を向いて緩やかにカーブしています。

LP素材1

で、首・肩こりや、手のしびれ、ヘルニアなどの症状で困っている人のレントゲンを見てみると、だいたいこの首のカーブが崩れてしまっています。

なので単純な理屈で、このカーブをつけていくような治療をすると、症状は改善していきます。

それなのに、カーブが無くなっている首を、さらに縦に引っ張ってしまったらどうなると思いますか?

よけいに骨格の配列が崩れてしまうので、ますます骨格の状態は悪化してしまいますから、それでは症状が良くなるということも考えにくいですよね。

僕は骨格の矯正治療が専門なんですけど、こんな感じで『骨格の歪み』という視点で考えた時には、歪んだ頚椎に対して牽引をすると、確実に歪みは悪化します。

あ、べつに首が歪んでなくても、止めておいた方がいいと思いますけど…

おまけ

ここだけの話、牽引治療を勧められるような症状は、『骨格の歪み』が原因であることが多いです。

あとは『どこの骨がどう歪んでいるか?』という違いによって、症状の出方や、痛む場所が変わるだけです。

牽引治療もそうですけど、薬やマッサージなんかは、対症療法といって一時的に症状を和らげているだけに過ぎません。

首の付け根,治療,痛み

歪んだ骨格はきちんと矯正治療をすれば綺麗に治るので、『根本的に治したい』っていうんやったら、歪んだ骨を矯正して症状を元から断ってしまうのが一番です。

最後に

この記事では頚椎の牽引をメインに書きましたが、腰(腰椎)の牽引もだいたい同じようなもので、治療効果に科学的なエビデンス(根拠)がない割には悪化のリスクが大きすぎます。

今どき、ネットを使えばいろんな情報を調べられるので、自分の体を守るためには患者であるあなた自身も、少し知識をつけておく必要があるかもしれないですね。

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当院では症状の原因となっている骨格の歪みに対して、レントゲンを使って科学的に分析をしながら矯正をおこなっていきます。

そうすることで根源の問題を突き止めて取り除くことができるので、その場しのぎではなく根本からの改善が可能になります。

さらに症状の原因が明確になることで、「自分の症状はどうすれば治るんだろうか…」という悩みが一気に解消し、自分の体に対する将来の不安もなくなります。

最先端骨格矯正,治療風景

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