夜になると子どもが急に足の痛みを訴える成長痛の原因と対処法

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From:原田達矢

子どもが足を痛がって、泣いたりすることはありませんか?

うちに頭痛の矯正治療に通ってくれている小学生の女の子がいるのですが、その子のお母さんから「昔からときどき足を痛がるんですけど…」という相談を受けました。

病院で診てもらったこともあるそうなのですが、成長痛と言われたぐらいでとくに骨に異常もなかったようです。

それで思い出したのですが、僕自身も子どもの頃によく足を痛がって、母親を困らせていました。

意外と子どもの成長痛の原因を知らずに、困っているお母さんがいるのかもと思ったので、骨格学的にみた成長痛の原因と対処法について紹介しておきます。

成長痛とは

ペルテス病や骨肉腫のように、子どもが足を痛がるときには、気をつけないといけない病気があります。

ペルテス病とは
大腿骨頭(太ももの付け根)が壊死してしまう疾患で、5~8歳ぐらいの男の子に好発します。

大腿骨頭への血流が途絶えることで起こるのですが、血流が途絶える原因はいまだに分かっていません。股関節や膝の痛みに加え、歩き方がおかしいので検査をすると見つかることが多いです。

跛行はこう(足を引きずるように歩く)が見られる場合は、整形外科で詳しく検査を受けてください。

ところが、怪我をしたわけでもないのに足を痛がるので病院で検査をしてもらっても、とくに骨などに異常が見られない場合は、「成長痛」と診断されて経過観察で済まされてしまうことがあります。

幼稚園から小学校低学年ぐらいの年代の子どもによくみられ、痛がる場所もその子によって違いますが、すね~足首、踵、膝の裏などに痛みを訴えることが多いでしょうか。

遠足や運動会などでよく動いたあと、たくさん体を動かして遊んだとき、スポーツをした日などに、夕方から夜にかけて痛がることが多く、翌朝になるとケロッと足の痛みが治っているのも特徴です。

成長痛は骨が伸びる痛みではない

成長痛という名前から、子どもの体の成長にともなう痛みというように、誤解している人も多いのではないでしょうか。

勘違いしやすいのですが、成長痛とは体の成長によって出てくる痛みのことではなくて、成長期に起こる原因不明の痛みのことをいいます。

いくら育ち盛りだといっても、痛くて泣くほど一晩で急激に骨が伸びることはないですから、体の急な成長にともなって出てくるような痛みではありません。

また、中学生ぐらいの子どもに多いオスグッド病とも違いますので、紛らわしいですが混同しないようにしましょう。

オスグッド病とは
サッカーや跳躍の多いスポーツをしている、10~15歳ぐらいの成長期の子どもに発症しやすいのが特徴です。

骨の急激な成長に筋肉が追いつかず、筋肉の付着部に負担が掛かることにより、脛骨結節(お皿の下の骨)が炎症を起こして、痛みを感じるようになります。

成長期に見られる一過性の病気で、骨の成長が落ち着けば痛みもなくなります。

足を痛がる原因は骨の成長差

ネットで成長痛の原因について調べると、原因不明、愛情不足による心の痛み、かまって欲しいだけの仮病など、まったく的はずれな解説をしていることが多いです。

しかし成長痛はそんなオカルトなものでも、子どもが嘘をついているのでもなくて、きちんとした解剖学的な理由があります。

それは、左右の足の成長差です。

ご存じのように子どもの成長には個人差があるのですが、個人の部位ごとに見ても成長の差があって、たとえば左右の足が同じペースで伸びない子どもがいます。

そうすると、同じように使っていたとしても、成長が遅れている方の足に負担がかかるようになり、疲労がたまると足の痛みを訴えるようになります。

伸びるのが遅れている足には負担がかたよる

左右の足の骨の成長に差があると、当然ですが右と左で足の長さ、太さに違いが出てしまいます。

少し解剖学的な話をさせてもらうと、立ったり走ったりするときは足の上に骨盤を乗せて、さらにその上に乗っている上半身の重さを支えるような構造になっています。

骨盤の役割はたくさんあるのですが、このときは上半身の重さを左右均等に支える、というのが大切な仕事です。

成長痛のレントゲン

しかし、成長が遅れている方の足はたいてい短いですから、足の長さが左右で違うと短い方に骨盤が傾いてしまって、左右均等に自分の体重を支えることができなくなってしまいます。

ただでさえ細くて弱いので疲れやすいのに、さらに荷重が偏ってきて負担が集中しやすくなってしまいます。

そうすると、構造上とくに骨が細くなっていて衝撃に弱い脛や足首に、すぐに疲労が溜まって炎症が起こり、痛みが出るようになります。

なかには踵や膝裏の痛みを訴える子もいますが、脛や足首を痛がる子が多いのはそのためです。

成長痛の対処法

足の痛みは使いすぎの炎症によるものなので、痛がるところをアイシングして冷やしてあげるのが良いでしょう。

そのときも、冷シップはスースーするだけでほとんど冷却効果はないので、シップではなくてビニール袋に氷水をいれるか、保冷剤のような冷たいもので15分ほど直接冷やすようにしてあげてください。

足の痛みは疲労の影響が大きいので、一晩ゆっくりと寝れば疲れがとれて痛みが引いてくることが多いです。

もし2~3日経ってもまったく痛みが引かない場合は、ほかに何か原因があるかもしれないので、整形外科にいって詳しく見てもらいましょう。

また、幼稚園ぐらいの小さな子どもだと、不安感から痛みはそれほど強くなくても、過剰に痛みを訴えることがあるかもしれません。

寝ている女の子

精神論みたいになるのであまり言いたくはないのですが、そういうときは痛がるところをさすってあげると、安心して不安が和らぐので寝てしまうことが多いです。

骨の成長が追いついて足の長さがそろえば、負担のかたよりも解消されるので、大きくなるにしたがっていつの間にか足を痛がることもなくなるでしょう。

痛がるからといって過剰に安静にしない

足を痛がることに、あまり神経質になりすぎるのもよくありません。

骨は刺激に反応して成長するようになっています。

成長痛のように使いすぎて弱い方の足に痛みが出てくると、その刺激に反応して今度は衝撃に耐えられるように、骨を強く太く成長させようとします。

遊ぶ子ども

それを繰り返しながら、少しずつ強い骨に成長していくので、動かすとあとで痛くなるからといって運動を控えると、必要な刺激が入らなくてよけいに骨の成長が遅れます。

「痛み」という感覚がすべて悪いものではありませんし、体を強く成長させるためには必要な痛みなので、積極的に体を動かすようにしましょう。

骨盤に歪みがあれば矯正が必要

もし骨盤に歪みがあれば、それも戻してあげましょう。

椅子の足の長さが違うと短い方に傾いていくように、人間の足も長さに違いがあると骨盤が短い足の方に傾いてしまいます。

傾いていると下がっている方に体重が集中しますから、短い方の足を上から押さえつけられるような形になります。

そうすると単純に、足の骨を伸ばそうと思っても上から押さえつけられているので、足が伸びにくくなってしまいます。

成長障害につながるレントゲン

ひどい場合だと、足の長さが揃わないまま骨の成長が止まってしまうこともありますから、歪んでいる骨は矯正して成長しやすい環境をつくってあげましょう。

観葉植物をまっすぐ育てるために曲がった枝を剪定するように、子どもの骨もまっすぐ育つように、歪んでいるものは矯正してあげるのが良いです。

子どもでも普通に骨は歪んでいますし、とくに未熟児や難産で生まれてきた子は、100%と言ってもいいぐらいに骨が歪んでいるので、一度調べてあげましょう。

まとめ

心因性の痛みが存在しないわけではありませんが、同じところばかり痛がるならやはり何か理由があります。

小さい子どもが足を痛がると、自分のことよりも不安になるかもしれませんが、きちんと解剖学的な理論通りに出ている痛みなので、骨に異常がなければ心配はないです。

個人差はあるでしょうが、体が大きくなって小学校の低学年を過ぎる頃には、いつの間にか痛いとも言わなくなるでしょう。

原因が分かったとしても、骨の成長を待つしかないのが現状ですが、親が不安がっていると子どもにも伝わります。

大人が原因を理解して安心させてあげるようにしてください。

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そうすることで根源の問題を突き止めて取り除くことができるので、その場しのぎではなく根本からの改善が可能になります。

さらに症状の原因が明確になることで、「自分の症状はどうすれば治るんだろうか…」という悩みが一気に解消し、自分の体に対する将来の不安もなくなります。

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