不妊に骨盤矯正は効果ある?骨盤の歪みが妊娠を妨げる理由

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From:原田達矢

不妊に悩む人は藁にもすがる思いで、いろいろな情報を探していることでしょう。

たしかに、骨盤矯正は不妊に悩む人にとっては、かなり有効な選択肢です。

でも正しい情報を知らないと、インチキみたいな骨盤矯正にお金をムダに使うだけです。

最悪、お金はまたがんばって働けば取り戻せるかもしれませんが、ムダに過ぎていった時間を取り戻すことは出来ません。

それに骨盤矯正で効果が期待できる不妊のタイプは、病院の検査で夫婦ともに生殖器に問題がない場合だけです。

生殖器に問題があるのなら骨盤の歪み以前の問題ですが、卵子はきちんと排卵されているのに着床しないという場合は、一度骨盤の歪みを調べてみるといいでしょう。

骨盤が歪むと子どもが出来にくいのはなぜ?

ネットの情報を見ると、「骨盤が歪むとその周辺が血行不良をおこす」というようなことを書いていることが多いですが、それは正しい情報ではありません。

腹大動脈,骨盤神経叢

もちろん、骨盤周辺には腹大動脈という人体で二番目に大きい動脈や、骨盤神経叢という生殖器をコントロールしている神経が通っていますから、骨盤が歪んでしまうとそれらへの影響もあるでしょう。

でも、それよりも影響が大きいのは、子宮に物理的なストレスがかかって着床を妨げてしまうことです。

いくら元気な受精卵があったとしても、着床できなければそれ以上は育ちませんよね。

子宮は骨盤のなかに靭帯で固定されている

子宮の構造を簡単に説明しておくと、骨盤のなかで5つの靭帯によって固定されながら、前屈と言って前に倒れて子宮口を後ろに向けた状態で存在しています。

子宮の靭帯

靭帯についての細かい説明は省きますが、子宮は靭帯によって骨盤に固定されているので、骨盤が歪んでしまうと子宮は歪んだ骨に引っ張られて、一緒に歪んでしまいます。

そうすると血行うんぬん以前に、歪んだ骨盤に引っ張られて、物理的な影響を受けてしまいます。

子宮が引き伸ばされて子宮内膜が薄くなる

生理周期の後半に入ると、プロゲステロンというホルモンの分泌量が増加して、体は妊娠の準備に入ります。

具体的には基礎体温を上昇させて血流量を増加させて、さらに子宮内膜の厚みを増やすことで、受精卵を受け止めやすい状態をつくります。

ところが、骨盤が歪んでしまうと、子宮も一緒に引っ張られてしまって、子宮筋が緊張状態になってしまいます。

不妊の骨盤

たとえばこのレントゲンのように骨盤が歪んでしまうと、そこにくっついている子宮は歪んだ骨盤に引っ張られて、子宮筋がピンピンに緊張してしまいます。

さらに、子宮筋が緊張することで、子宮内膜も引き伸ばされます。

そうすると、せっかくプロゲステロンの作用で子宮内膜の厚みを増やしたのに、歪んだ骨盤に引き伸ばされて子宮内膜が薄くなり、着床しにくい状態になってしまいます。

いくら受精までこぎつけても、着床しなければ受精卵が胎内で育つことはありませんから、そこから先に進むことは出来ません。

子宮が後屈して受精卵が脱落しやすくなる

個人差はありますが子宮は前屈といって、子宮口を後ろに向けて寝た状態で骨盤内に存在しています。

これによって、卵管で受精した受精卵が子宮に入ってきたときに、長く子宮内に留まれるようになっていて、着床しやすくなります。

しかし骨盤が歪んで角度が浅くなってくると、子宮は骨盤に固定されていますから、一緒に起きてきてしまいます。

子宮後屈,レントゲン

そうすると、いわゆる子宮後屈の状態になってしまいますので、子宮口が下を向いて受精卵が着床しにくくなってしまいます。

タイミングにもよりますが、受精卵は受精してから着床までに7~10日ほど掛かると言われていますから、子宮口が下を向いてしまうとその間に脱落してしまう可能性が高くなり、着床することができなくなってしまいます。

骨盤の歪みは着床障害の可能性が高くなる

このように骨盤が歪んでしまうと、そのなかに固定されている子宮にも影響が出ますから、血行がどうとかよりも物理的な影響のほうが大きいです。

体はせっかく妊娠しようとしているのに、歪んだ骨盤が妊娠の準備に入った子宮を邪魔してしまって、着床しにくくなってしまいます。

骨盤の歪みが原因で着床しにくくなっている不妊のケースでは、骨盤矯正をすれば骨盤の位置が元に戻って、子宮にかかっていたストレスもなくなりますから非常に有効です。

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骨盤の歪みが矯正されれば、そこに固定されている子宮も引っ張られていくことはなくなって、元の状態に戻ります。

そうすれば、着床を妨げていた子宮筋の緊張や子宮口の位置異常も元に戻って、着床の確率も上がります。

ただし正確な骨盤の歪みは、専用のレントゲンで確認してみないと分かりませんから、レントゲンも撮らずに行われている整体などの骨盤矯正は受けないように気をつけましょう。

出産には年齢の問題もあるでしょうから、根拠のない骨盤矯正に時間を浪費するのだけは避けましょう。

不妊でなくても妊娠前に骨盤矯正をしておくのはおすすめ

ちなみになんですが、よく産後の骨盤矯正なんて言われますが、骨格を専門にしている僕からしたら、不妊にかかわらず“産前”に骨盤矯正をしておく方がよほど重要です。

というのも、骨盤が歪んだまま妊娠すると子宮が広がりにくいですから、胎児の発育が悪くなりやすいです。

しかも歪んだ骨盤で出産をしようとしても、難産になりやすくなります。

出産時に骨盤が開くのは、リラキシンというホルモンの影響で自発的に開くのですが、骨盤が歪んでいると恥骨が開きにくいので産道が広がりにくく、赤ちゃんが出てきにくくなってしまいます。

出産

それで吸引分娩になったり、へその緒が首に絡まったりすると、新生児の骨は軟らかいのでそれだけで骨が歪んでしまったりします。

うちでは小学生でも頭痛を訴えて来院してくれる子がいますが、お母さんに話を聞くと「そう言えば難産やった…」ということが多いです。

歪んだ骨盤で出産すると難産になりやすく、子どもの骨まで歪んでしまうので、本当は不妊に関わらず妊娠前に骨盤の歪みは整えておいたほうが良いです。

妊娠中に骨盤矯正を始めるのは大丈夫?

もし妊娠してから骨盤の歪みが気になりだしたら、どうしたらいいのでしょうか。

結論から言うと、お腹に刺激を与えるわけではありませんから、べつに妊娠初期から骨盤矯正を受けはじめても、とくになにも問題はありません。

骨盤の歪みを確認するためにレントゲンの撮影が必要になるので、放射線の被ばくが気になる人もいるかもしれませんが、それも気にするほどのものではありません。

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胎児に影響がでる放射線の被ばく量は100mSV(ミリシーベルト)以上だとされています。

首や胸のレントゲンでは、そもそもほとんどお腹に放射線を浴びることはありませんし、骨盤のレントゲンを撮影するために浴びる線量も1.5mSV程度ですからとくに問題はありません。

一度に100枚ぐらい骨盤のレントゲンを撮影すれば話はべつですが、常識的に考えてそんなことはありえないので大丈夫です。

とはいえ、どうしても放射線の被ばくが気になるというのなら、無理に受けるものでもないでしょう。

骨盤が歪んでいても死ぬわけではありませんし、不安なままレントゲンを撮って骨盤矯正を始めるほうが、ストレスが掛って胎児には悪影響になります。

出産が済んで落ち着いてから、ゆっくりと始めれば良いんじゃないでしょうか。

まとめ

解剖学的には骨盤と子宮は密接に関連しているので、骨盤が歪んでしまうと子宮にも影響が出てしまいます。

でも、それは血行不良とかよりも、もっと物理的な問題です。

骨盤矯正をしたからといって必ず妊娠をするとは限りません。

しかし、生殖器に問題はなくて受精はするのに着床しない、という人は骨盤が歪んでいないか調べてみるのも良いかもしれませんね。

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そうすることで根源の問題を突き止めて取り除くことができるので、その場しのぎではなく根本からの改善が可能になります。

さらに症状の原因が明確になることで、「自分の症状はどうすれば治るんだろうか…」という悩みが一気に解消し、自分の体に対する将来の不安もなくなります。

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