股関節が痛くて歩けないのに病院で異常ナシなのは骨盤の歪みが原因

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From:原田達矢

股関節は先天的な形態異常がよくある関節で、「歩くたびに股関節が痛む…」という人も多いかもしれません。

でもなかには、股関節が痛くて整形外科でレントゲンを撮ったにもかかわらず、異常が見つからない人もいます。

「こんなに痛いのになんでやねん!」と思うかもしれませんが、本当に股関節に問題がないのに痛みだけ出てくる人は珍しくなくて、その原因は骨盤の歪みです。

理屈さえ分かってしまえば結構単純な話なので、骨盤が歪んで股関節が痛くなる理由と、自宅で出来る簡単なトレーニング法をご紹介しておきます。

骨盤と股関節の役割

股関節股関節は骨盤の寛骨かんこつという骨と、ふとももの骨の大腿骨が連結してできていて、腰椎(腰の骨)と一緒に一つのユニットとして働きます。

運動時はスムーズに体重移動をさせたり、静止時には上半身の重みをバランスよく受け止めたりと、それぞれが助け合いながらあらゆる動作をこなしています。

なので骨盤が歪んでしまうと、このバランスが崩れて股関節に負担がかかるようになり、それをかばうために腰にも負担がかかるので、股関節痛や腰痛が出てくるようになります。

なぜ骨盤が歪むと股関節が痛くなるのか

歩く、走る、立ち上がるなど、すべての動作に股関節、骨盤、腰椎が連動しながら動いているので、一つが崩れてしまうとスムーズな動作ができなくなり、すべてのバランスが崩れてしまいます。

とはいえ骨盤の歪みは病気ではありませんし、病院で検査をしても「骨盤が正しい位置にあるか?」ということは診ないでしょうから、股関節痛の原因がわからないことは多いかもしれません。

左右の股関節に均等に体重がかからなくなる

骨盤の役割の一つに、「上半身の重みをバランスよく支える」というのがあります。

人間の体重の約6割は上半身に偏っていて、それをバランスよく骨盤で受け止めて、その下にある股関節で支えるような構造になっています。

なのに骨盤が歪んでしまうと、左右の股関節に均等に荷重がかからなくなってしまいます。

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本来は左右の股関節に50:50で均等に体重がかかっていたものが、このレントゲンのように骨盤が傾いてしまうと、下がっている方の骨盤を支えている股関節に、負担が集中するようになります。

そのまま傾いた骨盤で動き回っていると、やがて負担がかかっている方の股関節に炎症が起こりますから、体重がかかったり歩いたりしたときに痛むようになります。

腰で神経が圧迫されて足のしびれの原因にも

骨盤は体の土台みたいなものなので、骨盤が歪むとその上に乗っている腰椎(腰の骨)も、一緒に傾いてしまいます。

足にいく神経は腰から出ているので、骨盤が歪むと腰の骨も傾いてしまい、そこで神経を圧迫することがあります。

股関節が痛くなると必ず足がしびれる、というわけでもないのですが、お尻から太ももにかけてのしびれを併発しているのなら、骨盤の歪みが原因と考えて間違いないでしょう。

股関節をかばうために腰が痛くなってくる

股関節が痛くなってくると、自分の体重を受け止めきれなくなるので、それをかばうために体の重心をずらして、股関節にかかっている荷重を逃がそうとします。

無意識でおこなっているため、自覚はないかもしれませんが、こういうのを疼痛緩和肢位とうつうかんわしいといいます。

ただ、股関節の上から重心を移動させるために、腰のカーブを崩して体重を逃そうとするので、今度は腰に負担がかかるようになります。

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腰のカーブは背骨にかかる衝撃を吸収する、サスペンションのような役割をしているので、カーブが少なくなってしまうとクッションが効かなくなってしまいます。

そうすると腰が痛くなってきますし、その状態が続くと椎間板がすり減ってきて、骨と骨の間隔が狭くなってしまう原因になります。

椎間板が薄くなってくると、よけいに衝撃を吸収することができなくなりますから、ますます腰の痛みが強くなってくるでしょう。

このように股関節、骨盤、腰椎はすべてが一つのユニットとして働いているので、一つがダメになってくると、必ずほかの二つにしわ寄せがきてしまいます。

股関節に痛みがあるからといって、股関節自体に原因があるとは限らないのです。

股関節の安定性を維持するために筋力をつけましょう

中殿筋,大殿筋股関節の痛みを和らげるためには、筋力を付けて骨盤周辺の安定性を向上させるのが有効です。

股関節の安定性に関わっている筋肉は、おもに中殿筋と大殿筋というお尻の筋肉です。

中殿筋と大殿筋の筋力が弱くなってくると、股関節を支えられなくなって安定性が低下してしまうので、ますます痛みが強くなってしまいます。

とくに、痛いからといって動かないでいると、筋力が衰えてよけいに歩いたときに痛くなってしまいますから、ちょっとぐらい痛いのは我慢して、しっかりと動かすようにしましょう。

ということで、簡単にできるトレーニングを紹介していきます。

まずはウォーキングから始めよう

股関節が痛くて歩けない人ができる運動で、いちばん簡単で始めやすいのがウォーキングです。

え?痛くて歩けない?

じゃあ歩けるだけ歩きましょう。股関節が痛くて5分しか歩けなかったら、4分30秒のウォーキングから始めてください。

痛いからといって歩かないでいると、関節が固まってしまいますし、筋力が衰えてくるので、ますます歩けなくなってしまいます。

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痛いときは動かしてはいけない、と思っている人も多いかもしれませんが、ときには痛いのを我慢してでも動かすことが必要です。

股関節が痛くて歩けないのなら、足を引きずってでも歩きましょう。

そもそも運動学的に言えば、「痛いときは安静」なんて迷信もいいところです。

中殿筋を鍛えるヒップアブダクション

中殿筋はお尻の深層の筋肉で、股関節を支えるほか、ヒップアップにも効果があります。

中殿筋が衰えてくると、歩くときに股関節を支えられなくなるので、ガクンガクンと腰が落ちたような歩き方になってしまいます。

ヒップアブダクションのやり方

中殿筋のいちばん簡単なトレーニング方法は、「ヒップアブダクション」といって床に横向きで寝ながら、上の足を持ち上げる運動でしょう。

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①痛い方の股関節を上にして床に横向きで寝る

体を安定させるために、下側の足は膝を軽く曲げておくのがおすすめです。

②上の足を挙げる

息を吐きながら、ゆっくりと膝を曲げないように意識して、上の足を挙げていきましょう。

このときに足は70度ぐらいの角度まで挙げて、1~3秒ほどその姿勢をキープしましょう。

③ゆっくり上げた足を元の位置まで戻しましょう

息を吐きながら、ゆっくりと足を元の位置まで戻してください。

この①~③の運動を、何度か繰り返します。

最初は10回くらいから始めて、慣れてきたら回数を増やすのがいいでしょう。

大殿筋を鍛えるヒップリフト

大殿筋は股関節を支えるほか、曲げるときにも使う筋肉で、歩くときに足を蹴り出す動作で重要になります。

大殿筋が弱ってくると、歩く動作や立ったときの痛みや不安定感に繋がりますので、意識して鍛えるようにしましょう。ちなみに、大殿筋のトレーニングもヒップアップに効果的です。

ヒップリフトのやり方

大殿筋のトレーニングでいちばん簡単なのはヒップリフトだと思います。

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①床に仰向けに寝る

手はお腹の上に置くか、床に置いておくと安定性が増して運動しやすいです。

②息を吐きながらお尻を持ち上げましょう

両肩で上半身を支えながら、上半身、腰、膝が一直線になるまで持ち上げます。

そのままの姿勢で、1~3秒キープしましょう。

③ゆっくりと元の体勢に戻しましょう

息を吸いながら、ゆっくりと腰をおろしてきましょう。

中殿筋のトレーニングとセットで、この運動も何度か繰り返しましょう。

ただし大殿筋を鍛えるヒップリフトは、骨格の状態によっては腰痛が悪化してしまいますから、腰痛持ちの人はようすを見ながらおこなうようにしてください。

根本的に治したい人は骨盤の歪みを矯正しましょう

マッサージもそうですが、筋トレをやったところで骨盤の歪みは戻りません。

あくまでも自宅で簡単にできる対処法なので、根本的に股関節の痛みを治したい人は、骨盤の歪みを矯正してしまいましょう。

骨盤プレポス

そうすれば、崩れていたバランスが元に戻りますから、股関節に掛かっていた負担がなくなって炎症がおさまり、痛みがなくなります。

ただし、骨盤の歪みを正確に調べるためには、必ず専用のレントゲン検査が必要です。

レントゲンを撮らない整骨院や整体、カイロでの骨盤矯正は信用できませんから、レントゲン分析に基づいて矯正治療をしてくれる所を探しましょう。

骨盤の歪みは変形性股関節症につながるリスクあり

骨盤が歪んで股関節に炎症が起きたままにしておくと、その炎症が原因となって股関節が変形してしまいます。

そうなると、今までは股関節は悪くなかったのに、本当に股関節自体が悪くなってしまいますから、一度骨盤の歪みを調べてみて、歪んでいるようなら早めに矯正するのが良いです。

変形性股関節症,手術適応

変形して潰れた股関節を治す方法は、いまのところ人工関節の手術しかありませんから、そうはならないようにしましょう。

まあ、人工関節が治っているのかと言われれば、それも微妙なところですが…。

まとめ

股関節に異常がないのに、歩けないほど痛いときは、骨盤が歪んでしまって股関節、骨盤、腰椎がユニットとしての仕事ができていないことがほとんどです。

股関節はあらゆる動作に関わってくる重要な関節ですから、そのままにしておくと立ち上がるのも痛くなってきます。

あまりにも状態が悪くなってくると、本当に日常生活にも支障が出てきますので、早めに対処するようにしましょう。

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当院では症状の原因となっている骨格の歪みに対して、レントゲンを使って科学的に分析をしながら矯正をおこなっていきます。

そうすることで根源の問題を突き止めて取り除くことができるので、その場しのぎではなく根本からの改善が可能になります。

さらに症状の原因が明確になることで、「自分の症状はどうすれば治るんだろうか…」という悩みが一気に解消し、自分の体に対する将来の不安もなくなります。

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